赴任準備7 荷物明細書

海外引越しの場合、通関と保険のために、梱包品の荷物明細書を書いて提出する必要があります。

私がお世話になった日通さんでは荷物明細書について以下のように説明されています。
https://www.nittsu.co.jp/kaigaihikkoshi/lineup/spc/lup_spc_03.html
http://www.nittsu.co.jp/kaigaihikkoshi/lineup/fps/7_8advice.html



要は家の中のもの全てをカウントして値段をつける作業です。
だいたいでもOKだと勝手に思って、衣類とかは1の位を四捨五入して適当に書いてしまいました。とってもめんどくさかったです。それはそれで楽しかったのですが。

ここで私が明細書を書くときに意識した点を3つ。



・値段を高く書きすぎると関税対象になってしまう

特に電気製品や精密機械、楽器、絵画系でしょうか。欧州に引っ越すとのことで、新しく電化製品を買う方もいらっしゃるかと思います。例えば、ホームベーカリーや納豆メーカー、カメラなどなど。でも、「新品」は関税に引っかかりやすいと聞いています。
人によっては新品でも箱から開けて傷をつけて中古のようにみせるとか。
私は幸いにも(?)新品はなかったので、ありのままの値段設定で行きました。

関税トラブルといえば、堀米さんのバイオリンが有名かもしれません。
無事に返却されたとのことでよかったです。



・値段を低く書きすぎると何かあったときの保証がでない

文字の通りです。安全であると信じてはいるものの、虫食い、湿気による痛み、破損、盗難などあるかもしれません。私はこの保証内容について細かく読んでいないので、ちゃんとここでは書くことができません。一方、日通さんでは最高30万円だそうです。我が家に30m



・個数を多く書きすぎてはいけないものがある

例えば医薬品やコンタクトなどがあります。コンタクトは3ヶ月以内分(だったはず)、医薬品は常識の範囲内ということです。
心配だから病院で処方された薬を日本から大量に、、、という考えもあるかと思いますが、子供が病気になったらすぐにドイツの病院にかかってしまいます。そこでお薬も処方してもらえます。結局のところ、体重もずれるし劣化もするし、用途も複雑だったりするので、私は使いませんでした。もちろん持病があったり、かかりつけ医のお勧めなどがあれば適切に持参するほうがいいでしょう。

私は、子供用のアンパンマン総合風邪薬がとても役にたちました。



荷物明細書の項目づくりで恥ずかしかったことがありました。
「品名:サニタリー用品」 と書いたのです。
2つの箱に分けて入れていたため、明細書をチェックした男性のスタッフさんに2回聞かれました。
「サニタリー用品とは何ですか?」
「・・・生理用品です」
カッコ付けで"生理用品"と追記される。
別に恥ずかしがる年齢でもないのですが、きまづかったです。女性の方、気をつけてください。




ところで、欧州に移ってから断捨離を始めました。帰国のときに荷物が減っているか、この明細書を参考に比較してみたいと思います。(船便にリストを紛失しましたが。。。)