赴任準備9 子供の学校と幼稚園

お子さんがいらっしゃる場合、もっとも心配な項目の一つが子供の学校や幼稚園でしょう。

以下、子供の年齢ごとに注意すべき点について書いていきます。
なお、私は小学生以下の子供しかいないので、それ以上についてはわかりません。1.

1.小学生

子供の小学校を検討する場合、現地校、インターナショナルスクールの2拓になると思います。
シュツットガルト地域には、3つのインターナショナルスクールと英語系の学校が1つあります。アメリカ系インターナショナルスクールについては、2つは同じ系列だけれど校舎が違う場所にあります。もう一つ、スイス系のインターナショナルスクールがあります。


1.1インターナショナルスクールの場合

インターナショナルスクールに子供を入れる場合、まず大切なことは「教室に空きがあるか」です。いざ引っ越したはいいものの、私のように空きがなくて困惑することが無いようにしてください。私が空きがなくて困ったのはドイツではなくルクセンブルクですが。


空きがあったらすぐに登録して、入校日を決められます。
空きがなかったらウェイティングリストに登録して、空きができるまで現地校に通います。

子供の学校の立地によって、住む場所もかわると思うので、早めに動いた方がいいと思います。


1.2 現地校の場合

一方現地校を選択される場合、住民登録をしてすぐに役場から学校についての説明書が郵送されます。地域によっては、午前中のみ授業 など授業時間がまちまちです。
また、現地校に入る場合、子供のドイツ語力を審査される場合があります。
ドイツ語が不十分で学業に影響がでるとみなされた場合、一つ下の学年に配属されることもあります。
長女は6歳のときルクセンブルクで現地校に通っていたのですが、言葉が不十分ということで、国語・生活・科学の授業は小学校の教室ではなく幼稚園の教室に移動させられてお絵かきなどをしていました。算数・体育・美術・音楽のみ小学生として授業を受けることができました。

個人的には、現地校で近所の子供達と友達になってドイツの生活を肌に感じる環境はとてもすてきだと思います。


1.3 学校の持ち物
・入学する際、持ち物リストが配布されます。が、もちろん全てのものが現地で手に入るとお考えください。
・日本に無い習慣ですが、「スナックタイム」というものがあります。朝食と昼食の間にたべる間食です。果物などをお弁当箱に入れて毎日もたせます。
・教科書はありません。



2. 幼稚園

2.1インターナショナルスクールの場合

インターナショナルスクールごとに、2歳以上、3歳以上、4歳以上といった規約があります。ご確認ください。インターナショナルスクールの幼稚園に行った場合、その系列の小学校に進学することになるでしょう。


2.2現地校の場合

自分で幼稚園を巡って直接契約をします。3歳のお誕生日から入れます。モンテッソーリ系、イタリア系、ドイツ系、キリスト教系など教育指針も様々です。ぜひ幼稚園に直接訪れて見学してみてください。親がドイツ語を話せなくても、皆様優しいのでなんとかなると思います。

でもシュツットガルト地域は幼稚園が満員で昨日今日ですぐに入園することは難しいかもしれません。とくに3歳で入園というのは一層難しいです。4歳以上でしたらまだ望みはあります。

ここで、ドイツで3歳の入園が難しい理由を書きます。ドイツでは一般に、出生前から幼稚園の登録をします。つまり、何年も前からウェイティングリストに名前が登録されることになります。現在、移民によって子供の数が増えていると思います(事実かわかりません)。需要と供給のバランスがとれていない というのが私の率直な意見です。

なお、小学校からはインターナショナルスクールで、幼稚園のみ現地校に入れるという手もありだと思います。


2.3 幼稚園の持ち物

・日本に無い習慣ですが、「スナックタイム」というものがあります。朝食と昼食の間にたべる間食です。果物などをお弁当箱に入れて毎日もたせます。
・また、冬季は徹底的に防寒させられます。このとき、防水のウェアが必要になりますが、ドイツではそこらじゅうで売っています。日本のものより性能もよく、お値段もお手頃なので現地で探した方がいいと思います。
・朝食をもたせたら幼稚園で食べさせてくれるところもあります。




余談ですが、「日本語補習授業学校」というものがあります。毎週末、日本の教科書を使って国語・算数の勉強をできます。
こちらについてはまた別にまとめたいと思います。