ドイツ出産11 ヘバメ探しとヘバメなし出産

ドイツでは出産のときにヘバメ(Hebamme=助産師)を探します。

ヘバメさんは病院勤務の方と、各家庭に訪問してくれる方の2種類が居ます。

この後者、各家庭に訪問してくれるヘバメさんを見つけることが、ドイツ出産の鍵になります。
ヘバメさんは、妊婦のときの相談やマッサージ、産後赤ちゃんをお風呂に入れたり、授乳指導だったりオムツの交換だったり、ベビーマッサージだったり、お母さんの身体のぐあいをみたり、、、などなど様々なことをしてくれます。
ヘバメさんが産後の大まかな指導をしてくれるので、病院ではこういうことをしてくれません。

通常、母子手帳をもらったらすぐにヘバメさんを探し始めます。
ヘバメさんのリストは、市役所や病院でもらうことができます。
このリストに掲載されているヘバメさんの中から、技術(鍼や お灸、マッサージ)、言語、時期などの関係で良さそうな方に片っ端からメールや電話をします。
日程の折り合いがつきそうな場合、面接をして契約にいたります。

でも私の場合、
・母子手帳をもらうのが遅かった
・慢性的にヘバメさんの数が足りない地域
・サマーバケーション中の出産

ということで、20人近くの方にアポイントをとったのですが、誰一人捕まえることができませんでした。特に、「夏休み」ということで断られることが多かったです。働く予定の方も、いっぱいすぎてこれ以上は無理というお返事でした。


ヘバメさんをつけないと、産後自分や赤ちゃんに何かあったときに保険が下りないということも耳にしたことがあります。



焦りました。


「ヘバメ 見つからない」 で何度検索したことか。


予定日の3ヶ月前になっても決まらなかったので、病院と市役所に相談したところ、
市の保険センターの中に毎週木曜日だけヘバメさんがいるとのこと。
つまり、毎週木曜日にここに通えば、ヘバメさんに見てもらえる ということです。

仕方ないので、私はこのシステムを使うことになりました。
要予約だったので、産後毎週電話して予約して、上3人を連れて保険センターに通いました。


保険センターのヘバメさんは、ドイツ語のみだったので、片言で相談する形になりました。といっても、4人目です。お風呂の入れ方や授乳の相談は必要ありませんでした。
低体重だったので心配 ということのみです。

ということで、赤ちゃんの様子を報告をして毎回体重を測っておしまい。

ここで、ビタミンDのタブレットをもらいました。


あと、新生児用のミルク、bebaの場合、preと書いているものを買うようにと言われました。月齢を間違えるとプロテインが入っているから消化によくないんですって。
今は完母ですが、もしミルクが必要なときは断然液体ミルク派です。





結局産後2回だけ通っておしまいにしました。
1回36ユーロぐらいだったと思います。保険適応です。

見つからなかったときはとても心配しましたが、なんとかなってよかったです。